週刊おたく茶話

オタク文化についての雑感を記事にしています。ブログ名は週刊誌風っぽくしていますが、更新は週1回やり続けるというわけではありませんのでご了承ください。

オタク業界人の性格の悪さ

よく、「イラストレーター等のオタク業界人は性格が悪い」という話題を耳にします。最近でもツイッターで、あるフィギュア原型師の方が自身の発言に苦言を呈した人に対してわざわざフォロー通知を送った後にブロックするという挑発行為をしてたそうです。私は当事者ではないのでこの件について詳しくはわかりませんが、やはり業界人のツイッターを見ると「この人、性格悪いな」と感じる事が多くあります。

以前から「ネットコミュニティは同じ意見の人ばかり集まるため、タコツボ化して考え方が過激化してしまう」という指摘がありますが、それと同じように業界人は身内やイエスマン化したファンの声ばかり聞いているので「お山の大将」化してしまい、普段から尊大な態度でいたり(偉そうに振舞う)、ちょっと気に食わない声を耳にしただけで非常に攻撃的になるのではないでしょうか。これは業界人に限った事ではありませんが、「誰かに対する侮辱を書き込んでおきながら、自分の事を棚に上げて他人の毒舌を批判する」、「特定の集団の気分を害したら『そいつは中傷されても仕方ない』という態度をとる」ような人をネットでよく見かけますが、彼らはまさに身内だけで馴れ合ってタコツボ化した末にこのような捻じ曲がった考え方を身につけるようになってしまったのだと思われます。

「オタク業界人(クリエイター)の性格の悪さ」という話題になると、「クリエイターに人格を求めるな」「性格と実力は関係ない」といった反論が出てきますが、何らかの作品を買うという事はその作品の作者(クリエイター)にお金を払って応援するという事とイコールです。クリエイターは他にもたくさんいるのにわざわざイメージ(性格)が悪い人を選んでお金を払いたいと思う方が変じゃないでしょうか。作品と作者を完全に切り分けて考える事は素人にはなかなか難しいです(プロの人にも難しいと思いますが)。まして、冒頭の件のように挑発行為を直接受けた側が、挑発行為をした人物の関わった作品を何の躊躇いも無く買うというのは非常に考えにくい事です。

 

オタク業界人に「聖人君子である事を目指してほしい」と言うつもりはありませんが、最低限「相手が気に入らないからといってすぐに挑発的言動をとる事をしない」「汚い言葉は使わない」くらいの事は心がけていただきたいものです。